ハラスメントにどう対応するか


職場で起こるハラスメントは、珍しいことではありません。ハラスメントには、パワハラ、またセクハラなどがあり、加害者は上司であったり同僚であったり、時には部下や外部の人間のこともあります。加害者が上司である場合、言い出せず問題を長引かせますが、一方で同僚や部下である場合、より複雑な職場の問題となりえます。さらに困ったことには、ハラスメントを実行する当人は、自分の行為や態度が誰かを傷つけているとは気づかずにいる場合もあります。


職場で起こるハラスメントの問題は、被害を受けている側が社内での人間関係を悪くすことを恐れるあまり、職場で相談することができないことにあります。日本人なら尚更に、職場での問題はあって欲しくないものです。また特に、加害者が直属の上司であったり、人事評価に影響力を持つ場合など、相談することで誰かを巻き込んだり、また不当な不利益を被ることを心配し、職場に居づらくなることも予測され、解決へのアクションも取りにくいのが現実でしょう。


厚労省が定めるハラスメンの厚生労働省指針

もしこのような場合に会社が知っていながら放置し、被害者が身体的また精神的な不調を被った場合、日本では企業の責任問題を問われることになります。それはまた海外拠点地であっても同じです。これは明らかな企業の安全配慮上、放置することは責任の不履行となります。さらに その事実を知っていながら対処しない対象者の態度(放置)も、加害者と協力したとみなされる事がありますので、事業所としてが事情が複雑になる前に対策をとる必要があります。



事前にできる対応策

事業者は、ハラスメント等の対人関係が職場に存在する可能性を念頭に置き、実際に事業所内に事例(現在または過去にそのような出来事が存在しているかどうか)に関わらず、これら対人関係の問題について十分に配慮していることを明示し、より良い風土を持った職場を目指していることを明言することが重要です。


また、年一度のストレスチェックを実施する際に、それらが個々のセルフチェックの

レベルに留まらず、事業所または第三者(ハラスメントをを相談できる窓口)に躊躇なく支援を求められ、また個人情報や個人の尊厳等に十分留意したシステム作りをすることが被害者にとっての早期解決につながります。( ⇨ 効果的なストレスチェック制度の活用 

そのためには 社内への上記の事業所としての姿勢や相談窓口の情報を周知させ、すべての職員が閲覧できるようにすることが求められます。


対人関係については、日本では既に多くの企業が実施しているように、海外赴任者に対しても教育研修を実施し、ストレスマネジメントの方法、専門家による講演・啓発などを実行していくと良いでしょう。


対応に当たって心がけることは、できるだけ公正に事実を認定し、法律に抵触する場合は法律の専門家を交え、心身の健康に問題がある場合は医師・カウンセラーを交え、チームで対応していきます。




パワーハラスメントとは:

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職 務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正 な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化 させる行為をいう。(厚生労働省)


厚労省はハラスメントを起こさないため、また対処するための9つの指針を示しています。

9つのすべての内容はさておき、職場として まずできることはなんでしょうか。

1 事情を把握できる立場の相談担当者を決める事

2 事業場外に専用相談窓口を決め、ここに相談に行きやすい環境を整えておく事


1の場合も、2の場合も 外部のメンタルヘルス対策専門家を活用すると自体は速やかに対処できます。職場の問題を 個人の責任に抑え込まない環境作りが望まれます。


被害者が確認する事

関係性を考えるとパワハラかどうか、判断しにくくさせる心理状態が起こるものです。加害者の言動に違和感を覚える場合、下記の内容を自身で確認してみてください。


厚労省が定める職場のパワハラの6つの行為類型

⑴ 身体的な攻撃(暴行や障害)

⑵ 精神的な攻撃 (脅迫・暴言を吐く)

⑶ 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外れ・無視)

⑷ 課題な要求(業務上明らかに不要な事、遂行が不可能な事を強制する、仕事を妨害する)

⑸ 過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや、仕事を与えないこと)

⑹ 個の侵害(私的なことに過度に立ち入る)


どのような例が上記に当たるか、判断がつかない場合は一度ご相談ください。

また、社内担当者は ハラスメント(パワー・セクシャル)のチェックリスト(弊社所持)を活用し、状況を把握していく必要があります。

資料 セクシャルハラスメント:

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/00.pdf




ハラスメントの際の専門相談窓口なら 

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