家族がいても受けられる メールカウンセリング
メールのやり取りを活用したメールカウンセリングの仕組みのご紹介です。
この形態のカウンセリングは実はずっと古くから(12〜3年前から?)あったものです。決して新しいものではありません。私もこの方式が出来上がった当初にオンラインカウンセリングのトレーニングを受け実施していました。その効果は経験的に実証されてきていますが、その後のSNSの急速な普及により 人との関係がより密接になったためか、自然と活用されなくなっていました。
ですが、現在の新型コロナウイルスによる自宅待機の中、ご家族がいつも一緒で誰かに話したくても話せない、でも誰か第三者に相談したい、そんな状況で大いに活用できるのがこの形のカウンセリングです。オールドファッションかも知れませんが、活用価値はとても大きいんです。
普段家族の世話で忙しくても、いつも誰かがいて自分の時間なんてない人も、朝や夜、空いている時間に一人でゆっくり考えながら自分の言葉で送信するためのメールの文章を紡いでいきます。長くなっても構いません。カウンセラーは混沌とした感情や心の言葉を聞いて その人を評価したりせず現在の心の状態として拝読します。相談者自身の言葉が欲しいため、先読みすることもアドバイスも控えながら、ゆっくりとメールのお話と言葉をお聴きしていきます。ご自身で書いた文章を改めて読み直してみると、こんなことを考えていたんだとと気がつくことがあったり、送信メールを行ったり来たり、そうやって時系列で自分の気持ちの追うこともできます。
流れを何度か繰り返して自分の中に気づきが生まれると、先々に再び「苦しい」と感じることに出会った時にも自分自身で第三者を演じてこのやり取りを再現することができるようになります。乗り越える力の習得、これがカウンセリングの第一の目的ですから、そうなるまで重ねるのが本当は理想的です。
以下がメールカウンセリングの流れです。カウンセラーからの返信は全部で3回、そのうち最終メールは振り返りになります。相談者からのメールも全部で3回、このやり取りで1サイクルとなります。継続の希望は3回目の返信メールで確認していきます。
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