心を安定させるー①まずは正しい呼吸から


心が不調な時ほど、まず見直すべきものは「呼吸」です。

背筋をしっかり伸ばして、顔を上向きに呼吸をしてみてください。自ずと呼吸が深くなるのがわかりますか?

呼吸はあまりに「当たり前な日常のこと」で、私たちはついその重要性を見落としがちになります。しかし、正しい呼吸は実は、集中力、モチベーション、創造性や社会性、また身体的な健康をより高める機能だと知っていますか? そう、いつでも始められる画期的な心身の健康法なのです。


呼吸と心の安定の関係

呼吸が整うと自然と心が安定してくるものです。大切なプレゼンの直前や他の緊張するような場面でも、簡易的な呼吸法を繰り返すことで心の安定が得られてきます。

これには、呼吸と自律神経の関係が密接に関わっているからです。

自律神経とは、体を自動的に管理・制御する神経機能です。体が熱くなれば汗を書かせ、寒くなれば震えることで体を温めようとします。2つの自律神経の機能の「交感神経」と「副交感神経」がアクセルとブレーキになり相互に働きあって、私たちの体をバランスのよい必要な状態にしてくれる自律性を持っています。でも、心身が疲労をきたすと、この機能が適切に働かなくなるのです。


私たちはイライラしたり、焦ったり、緊張したり、不安や落ち込みの中にいると緊張から筋肉がとても強張っていき、やがて強い疲労感を感じます。これを抑えようと副交感神経が活発になると、体を休ませようとするメカニズムが強く働き、したがって何をするにも億劫になり、行動を鈍くしていきます。体の動きが減少すると、今度は血液の流れが滞り、やがてそれはドロドロになっていきます。体に新鮮な酸素が行き渡らず、疲労感は増し、これが脳に伝わり、心や体に不調をきたしていくのです。

しかし、こんな時こそ正しい呼吸をする、すると肺に十分な酸素が送られる、血液の流れもスムースになります。血液がスムースに流れると、体も少しづつ温まり、筋肉に柔らかさが戻ってきます。

体が動くと、活動性が戻ってきます。心と体は心身一如。人に会ったり、笑ったり、社会に所属する感覚が人間らしさを取り戻すきっかけになります。小さな頃に授業や体育で何気に学んでいた呼吸とは、人間の社会活動に大きな影響を与えていたということですね。


正しい呼吸法

① まず、姿勢を正し、少し顎を上げ、楽に座りましょう。

② 口からゆっくりと息を吐きます。長くゆっくりと細い息で全部吐き出していきます。

③ 息を吐き出すと、自然と息を吸うようになります。鼻からゆっくりと新鮮な空気を吸ってください。

④ この流れを20回以上繰り返します

試しているうちに、次第に体がリラックスしてくることが感じられてきます。新鮮な酸素を含んだ血液が体を巡り、体のリラックスが起こると脳にそれが伝達されます。そして心が落ち着いてきます。


一日を丁寧に過ごす

朝から寝坊し、食事も取らずあわてて身支度し、出かけていませんか。結果、忘れ物をし、仕事や学業の効率も落ちるため、ミスが増え、疲れ切って帰宅をしていませんか。ストレスから逃げるため、帰宅後はスクリーンを長時間見て、身体的に披露して寝落ちしていませんか。このような状態は 呼吸が浅い状態です。

ゆっくりと一つ一つ丁寧に事を片付けていくことは、呼吸を深くし、したがって心の安定を促します。そのためにも、To Do Listに優劣をつけて 仕事も生活もすっきりとさせる必要があります。整理できることには タスクや物だけでなく、情報や人間関係もあります。

捨てられないものは本当に大切なものですか?見直してみる良い機会にもなるでしょう