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部下に。家族に。相手を怒らせがちなコミュニケーションを劇的に変えるには?

こちらは聞いているのに、相手が不愉快な顔になるのはヨーロッパではまだまだリモートワークが長引きそうです。オンラインでの職場関係での会話だけでなく、家にいる分これまで以上にご家族との会話の機会が増えています。  そんな中、会社の部下や、はたまたご家庭で奥さま・ご主人やお子さんとお話しするときに、相手が不機嫌に黙ってしまったり、また怒らせてしまったりする、そんなことが多々あることはありませんか。 (相手)「こんなことを考えているんだけど…」 (相手)「今日、こんなことがあったんだ」 こちらは返事をしているのに、日常の報告や何気ない会話のはずが膨らまず、やがて相手の腑に落ちない表情を見て、こちらも逆に不愉快になる、そんなことがあるならぜひ読んでみてください。 
気持ちの良い会話の成立には聴き手にも責任がある会話が気持ちよく進まないのは、実は「聴き手」にも責任があります。相手の話の内容や話し方ばかりに注目してはいませんか。 私たちのコミュニケーションは、無駄のない報・連・相ばかりではありません。むしろ、非効率的な無駄の多い会話が毎日のほとんどなのです。でもその非効率的で無駄な会話が、私たちの気持ちを落ち着けたり、安心させたり、また双方に信頼を生み出すことがあるものなのです。 話し出した相手は、あなたに聞いて欲しいのかもしれないし、自分で答えが出ていても聞いて欲しいだけだったり、また話しながら思考の整理をしたいだけ、ということがあります。意見を求めているわけではない場合もあります。ただ自分の意見を今は聞いて欲しい場合もあります。 何れにしても、聴き手のあなたの意見は横に置いて、まずは自分の話を聞いて欲しいのです。 
「けれど」 「でもさ」 「ダメだよ、そんなの」  などと初っ端から否定的な言葉を泣けかける癖はありませんか? 
聴き手が自分の主張が通る経験を積んでいると、そんな場面が多くがあるものです。
また、上司や親という立場を強く意識しているとそんなことがあります。 ですが、「けれど」「でも」といきなり返された話し手である相手は、「ダメだ」「どうせ話しても無駄だ」「聞こうともしてくれない」と、結果として会話を早々に遮断してしまいます。 つまり心の中のやりとりが中断されてしまうのです。 
上司や親である前に、目の前には大切な関係性がある相手がいるのなら、職場であっても、家庭であっても、親子であっても、まずは「けれど」「でも」は控えて、 「ゆっくり聞かせてくれるかな」 「どう考えているの?」 から始めてみてはどうでしょうか。  安心して話せることは、信頼関係を必ず育てます。 GWこころサポート 淵上美恵

家族がいても受けられる メールカウンセリング

 メールのやり取りを活用したメールカウンセリングの仕組みのご紹介です。 この形態のカウンセリングは実はずっと古くから(12〜3年前から?)あったものです。決して新しいものではありません。私もこの方式が出来上がった当初にオンラインカウンセリングのトレーニングを受け実施していました。その効果は経験的に実証されてきていますが、その後のSNSの急速な普及により 人との関係がより密接になったためか、自然と活用されなくなっていました。ですが、現在の新型コロナウイルスによる自宅待機の中、ご家族がいつも一緒で誰かに話したくても話せない、でも誰か第三者に相談したい、そんな状況で大いに活用できるのがこの形のカウンセリングです。オールドファッションかも知れませんが、活用価値はとても大きいんです。 普段家族の世話で忙しくても、いつも誰かがいて自分の時間なんてない人も、朝や夜、空いている時間に一人でゆっくり考えながら自分の言葉で送信するためのメールの文章を紡いでいきます。長くなっても構いません。カウンセラーは混沌とした感情や心の言葉を聞いて その人を評価したりせず現在の心の状態として拝読します。相談者自身の言葉が欲しいため、先読みすることもアドバイスも控えながら、ゆっくりとメールのお話と言葉をお聴きしていきます。ご自身で書いた文章を改めて読み直してみると、こんなことを考えていたんだとと気がつくことがあったり、送信メールを行ったり来たり、そうやって時系列で自分の気持ちの追うこともできます。流れを何度か繰り返して自分の中に気づきが生まれると、先々に再び「苦しい」と感じることに出会った時にも自分自身で第三者を演じてこのやり取りを再現することができるようになります。乗り越える力の習得、これがカウンセリングの第一の目的ですから、そうなるまで重ねるのが本当は理想的です。以下がメールカウンセリングの流れです。カウンセラーからの返信は全部で3回、そのうち最終メールは振り返りになります。相談者からのメールも全部で3回、このやり取りで1サイクルとなります。継続の希望は3回目の返信メールで確認していきます。

在宅ワークと学習: 運動不足によるメンタル不調にご注意!

子供のオンライン学習、親が気をつけてあげたいこと

欧州では新型コロナウイルス感染防止のために学校閉鎖が開始してから2週間目に入りました。日本と比べ、学年度の真っ最中である欧米では、インターネットを快活に使ったオンラインライブ学習が継続されています。これまでの知識と技能を十分に活用し、学校側も子供側もスムースにオンライン学習に入ったように見えますが、10日目を迎える今頃から想定していなかった自宅学習の影響が見えてくるのではないでしょうか。こちらにもしばしばそのような相談が出てきています。ここでは、家庭で子供の学習を見守る親にできる気をつけてあげたいこと、できることを紹介したいと思います。調査から:ITに関わる職業は最も「心の病」にかかりやすい日経XTECHの調査によると、心の病と診断されたことのある割合が最も高いのはプログラマー、次にSE(システムエンジニア)であったことがわかっています。どちらもITを中心とした技能職業と言えます。IT業界で囁かれるストレスの要因には 長時間労働や技術革新のスピードや厳しい納期などが聞かれていますが、ここではITに関わる環境要因と職務要因に注目してみましょう。そこに見られるストレス要因にはー固定された空間内で、長時間一人で責任をもつー仲間や上司とのコミュニケーションが長時間にわたり希薄になるー要求される仕事内容は質的・量的にもきついさらに、そのような環境のなかで以下のような負荷要因が重なってきます。ー長時間の集中を要するー高度なスキルを要求されるー自分に期限や守備範囲を決めることが許されない同じことがオンライン学習でも起こりうるこのようなITプロフェッショナルの厳しい職場と職務環境からくるストレスが、今子供が直面しているオンライン自宅学習にも起こり得ています。● 家にいながら学校と同じ時間管理を自己責任で求められる。● 時間を区切りながらも狭い固定空間での長時間の学習● 長時間、同じ姿勢を保持● 集中力を切らすと指導が入る● 視覚的制限の中、聴覚への負担は増える(その上言語は外国の言語)● 資料や課題はタイピング、場合により自分で印刷しスキャンや写真で提出● 気軽に質問できる友達がそばに誰もいない(不明瞭でも授業はどんどんと進み、教師は気づくことができない)● 多数の科目の課題を時間内に仕上げていくスキルを要する● オンラインなので読み物(補助的資料)は必然的に増えるさらにこの環境の中で周りの様子が見えない中、孤独感がさらに子供を追い詰めます。● 「きっと自分だけがうまくできていない・わかっていない」という不安感に襲われる● 先生はこんな自分をダメな生徒だと評価するだろうと考える● 周りから取り残される感覚に襲われるこのように辛い気持ちに苦しみ、徐々に自己肯定感は下がります。親が気をつけてあげられることこのような中、親が子供たちにしてあげられる事とはどんなことでしょうか。一緒にパニックになり、追いつかない課題や成績を責めたり、追い詰めたりしてはどうなるのでしょうか。普段なら嫌なことがあっても、帰ったら守ってくれる親がいる、笑って過ごす場所である、そんな「安全地帯」さえ失ってしまいます。子供は逃げ場を失い、心理学的には無気力感を学習していきます。親も、まずは現場から一歩下がってこの状況を冷静に見て見ましょう。私たちは初めての大きな試練を経験しています。それは子供たち・親たちだけではなく、教師や学校側も同じです。「子供たちにとってこれでいいのだろうか」と自問自答しながら試行錯誤をしているのです。そして、おそらく多くの他の親・子供達もやはり少なからず同じ思いで苦しんでいることに、私たち親は気がつくことができるでしょうか。では、今、心的負担を抱えて苦しむ子供達にしてあげられることとは何でしょうか。以下のことを試してみてください。◎ 「本当にその通りだね」「ウンウン(相槌)」まずは本人が抱え込んだストレスを口に出させてあげましょう。親が先回りしてしまうのではなく、子供自身に下手でもいいから話して、と促してください。そして「大変だったね」「よく頑張ってるね」「苦しかったね」とまず共感してあげましょう。◎ 「一緒に」「大丈夫」一人で悩んだりせず、家族みんなで考えようと促してください。頼りになる両親が自分の理解者になってくれたら、それだけで大きな安心感が得られます。◎ 教師に子供のストレス状態を伝え、しばらく負担を軽減するための提案を得ましょうどんな時も同じなのですが、学校の学習は家族だけで「でできる・できない」と決めるのではなく、今は特にこの未経験な状態だからこそ教師に相談して一緒に解決策を考えてもらいましょう。教師は評価するだけではなく、子供の一番の伴走者であることを思い出してください。◎ 大切なコミュニケーション教師に子供の苦しみ・適応が容易でないことを伝えることは、学校側にもメリットがあります。学校側に、結果として生じた子供達の心の変化を知らせることは実施中の授業プログラムの大切なフィードバック情報となります。学校側もきっと試行錯誤の中で、何が子供たちに最も適切な方法かを模索しています。親からのコニュニケーションは、状況改善のための大切な情報になるのです。最も大切なのは親の長期的な視点最も大切なのは、今だけを切り取って子供を「できる・できない」と評価することではなく、長期的視点で子供達がこの非常事態を乗り越えることができることです。そして最も避けたい事態は、学校閉鎖が解かれた後、子供達が学校に行く、また学習への気力が減退してしまったり、蓄積疲労による倦怠感また昼夜のリズムを壊して起きられなくなる事態です。ですので、今一番子供に気にかけてあげたいことは、子供の短期的な学習評価よりも、環境の変化に関わらず子供が規則正しい生活を送れること、日々体を適度に動かすこと、そして部屋にこもらず家族と気持ちを共有したり笑いあったりする時間を持つことに尽きるのではないでしょうか。お子さんの様子に心配がある方は info@globalwellbeing.nlまでメールをお送りください。グローバルウェルビーイング淵上美恵www.globalwellbeing.nl

🌀「自分は大丈夫」、と思ってしまう心理 ー なぜ?

今年に入り、新型コロナウイルスの急速な拡大に世界中が大きな衝撃と不安を受けています。 そんな中でも、感染のリスクが極めて高い地域への旅行にあえて出たり、今は空いているだろうと見越して出かけて行き混雑に巻き込まれるなどして、結果としてウィルス感染率を高めるいわゆる危険行動をとるケースがニュースでも多く取り上げられています。


まだ感染の問題が初期の遠い国の話だった時に、既に危機感を感じて被災に備え、行動予定を最小限にと止めた人もいれば、「自分は大丈夫だろう」「自分はあまり関係ない」とこれまでと変わらず行動し、全く対岸の火事の如く危機感を感じない人もいます。 なぜ危機を間近に感じる人もいれば、「自分は大丈夫」と思う人もいるのでしょうか。 大したことないと考える正常性バイアスこの心の状態を心理学や医療分野では「正常性バイアス」と呼んでいます。
もともとこの正常性バイアスは、私たちが日々心に受ける都合の悪い情報や恐怖感・衝動を過小評価することで自分を守ろうとするための心の大切な働きです。鈍感になることで、一つ一つの不安感や恐怖感から距離をとり、鈍感になることで冷静に振る舞うことができるからです。しかしながら時に、逆の効果を引き起こすこともあります。例えば、日本では度重なる小さな地震に対しても気持ちに免疫ができてしまい、日常的に避難に備える気持ちが希薄になってしまったりします。また、横断歩道のない場所をつい渡ってしまう行動も、人気のない公園を夜間歩くことも、何も大事がない経験が日々習慣化してしまうことで徐々に危機感は薄れて行きます。ことあるごとに不安を引き起こす情報に過剰に反応していては、私たちは心の平穏を保つことができません。常に不安感を抱えることになり、その不安感は増幅はしても軽減することはないため、心がどんどんと疲弊してしまうのです。
極端に言うと、正常性バイアスは私たちを鈍感にすることで心の安定を守ってくれています。 
しかしながら、この作用に慣れ過ぎてしまうと、本当に致命的な災害に直面した際に冷静な判断機能が働かなくなると言う危険性を持っています。本来なら非難すべき状態であったり、行動を抑制すべき危機的な状況であっても、その危険信号が脳に届かず「自分には関係ない」「自分は大丈夫だろう」と言う心理に至るのです。 その結果、事態が要求する行動とは真逆の行動を引き起こすことになります。どう正常性バイアスを抑制するかでは私たちは、どうしたら正常性バイアスが過剰に機能するのを防ぐことができるのでしょうか。 まず、間違ったタイミングで正常性バイアスが過剰に働くと言う「人の心の機能の弱さ」を認識することです。人の心は自分が思うより万全には機能しないと言う心理的脆弱性(もろさ)を理解し、受け入れることが大切です。普段はどんなに冷静で効率的に振る舞う人でも、時には今の自分の判断に自分自身が過信し過ぎてはいないかと立ち止まって考える機会があると良いのでしょう。人の行動や心理を見て違いを理解することも良い訓練になります。 また、日々災害に備えた意識作りをすることを平常での訓練として行うことです。非難行動も実は日々訓練することで活かされるものです。普段全く経験せず、知識や想像だけでその時になって緊急時に迅速に対応できることはありません。機械ができて人間ができない欠点です。「I'm all right(私は大丈夫)」から「Everybody /Everything will be all right(誰もが、全てが良くなるよ)」へ 今は、世界中で多くの人々が危機的不安を感じている事態です。周囲を見てみると、外出や行動を制限され孤独に陥っている人もいます。身体的リスクから大きな不安感を抱えている人もいます。遠く離れた家族や友人を心配し不安に狩られている人もいます。こんな時だからこそ、明るく楽しむこともとても私たちには大切ですが、その様子が好意的に受け取られるには難しい地域もまだまだあることも事実です。場所により地域的にはそれほど危険がないということもあると思われますが、社会ネットワークが発達した今、どんな遠くにいる人々の行動もオンタイムで拡散され周知されて行きます。 そこに大きな心の隔たりを感じる人もいるかもしれません。こんな時だからこそ、少しだけ正常性バイアスを解いて、遠くにいる家族や友人に近況を伺ったり、不安を聞いたり、笑いを交えて「きっと大丈夫、共に頑張ろう」と支え合うことにSNSを活用してみるのも良いのかもしれません。 

🌱 心を安定させるー②書く・記録する

嫌なことがあった時、私たちは悶々(もんもん)とそのことを一人で考え続けてしまいます。何が悪かったのか、自分がどう悪かったのか、徐々に徐々に、自分をせめて追い込んでいきます。どんどんとどんどんと自分を外の世界から切り離していくこともあります。辛い時こそ、一人で反省に老けることは危険が伴うものです。心理療法の中に、認知行動療法がありましす。これは実践的実験的に効果を証明されている(evidence-based)もので、私が受け持つカウンセリングでもよく取り扱っています。方法や流れはここでは書きませんが、この中に最も重要な宿題として出されるのが、憂鬱な気分からの回復方法として「書く」という作業です。次回のカウンセリングまでの間、相談者がどんなことを行ったのか、どんな気分だったのか、どんなふうに感じ、それはどの程度だったのか、何を気づいたのかなど生活記録を書いていきます。内容は決して難しいものではありません。なんでこんなことをするんだろう、役に立つのかな、そんな気力もないよ、そう思うかもしれません。でもこの作業は大きな効果が得られることを知っているから、カウンセラーは宿題としてお渡しします。書くことによる健康へのベネフィット(Health Benefit)ではなぜ認知行動療法では書く宿題が出るのでしょうか。もちろん、相談者の相談内容や状態に個々違いがあり、みんな同じ宿題ではありませんから内容から得られる効果はそれぞれに違いがあります。ですが、一つだけ、どの相談者にも共通する効果があるのです。それは「書くことによる健康へのベネフィット(Health Benefit)」です。書くことが心身の影響に良い効果を生み出すことは、実は多くの過去の研究によって証明されています。例えば、・免疫機能を高める:外からのダメージにあっても健康を損ないにくくなる・健康上の問題を軽減する:症状が軽減する・より生活への適応を促す:自分を見つめることで行動を変えやすくなる・もし職を失っても次の雇用先が見つかるのが早いなどです。どんなことを書くのか研究では、辛い出来事自体を書くことも、その出来事に前向きな面を見出し書くこともどちらも同じだけの健康へのベネフィットがあることがわかっています(King and Miner 2000)。 これらは、自分自身の内面に目を向けることを手助けしてくれます。そこからどんなことに自分が優先して向き合うべきか、またどんなふうに感情を表現することが適切なのか 自分で自分に洞察力を与えてくれるからだと考えられています。普段私たちは理性をきかせてしまうので、目の前の人が誰かによって正しいと思う反応や答えを探してしまいます。口に出したり、行動するのも、これらがベースになります。しかし、書くことは極めて個人的で、誰かに応えるものではありません。誰にも咎められず、誰にも建前を感じず、ただ書く。このため、書くことで自分自身の言葉に驚いたり、本当の気持ちに気がついたりするのでしょうし、心の中のいらないゴミを吐き出すように少しづつ、少しづつ、心が軽くなっていくのです。最近問題になっているSNSへの他人の行動への炎上する批判は、抱えた怒りを「誰かに向けて」「体裁を作って」書いている間違った方法です。またSNSを使って、自分を大きく見せたりするマウンティング傾向は責められるほどのことではありませんが、自分を外に向けて偽ることが加速し、自分だけでなく周囲にも不快感を与えていくことになります。書くことは、いろいろな状況や関わりが伴いますが、ここでいう幸福度を高め、治癒効果の高い書く作業とはこれらとは異なるものです。 パーソナリティ・社会心理学者のLaura A King氏が81人の大学生に4日間連続して毎日20分づつ記録作業をしてもらい書くことの健康への利点を調べる実験を行いました。3週間後 それによる主観的な心理的健康(Subjective Psychological Wellbeing)を測りました。結果は、トラウマの出来事を書くこと、また人生の目標を書くことは主観的な心理的健康を高めることに関連することを見出しました。書くことは、怒りを鎮めてくれます。人生の幸福感を高めてくれるのです。そして病気になる機会を軽減することがわかりました。書くことは心理的ストレスを負った時には大きな効果をもたらします。カウンセリングに来ても来なくても、書くことによる自己治癒効果は得られることができます。ぜひ試してみてください。Laura A King ”The Health Benefits of Writing about Life Goals” Article  in Personality and Social Psychology Bulletin 27(7):798-807 · July 2001 執筆  淵上美恵